Sunday, January 25, 2009

CrunchPadは素晴らしいと思う

Long Tail World のSatomi氏のこの記事から密かに動向を伺っていた200ドル・タブレットPC。


プロトタイプだが、一応の動作をするものができたらしい。
通称『CrunchPad』と命名されているらしい。
全く素晴らしいプロダクトだ。

因みに、
  • 重さ3ポンド≒1.36[kg]、厚み1.3インチ≒3.3[cm]
である。

昨年中頃から始まった(らしい)プロジェクトも半年足らずでちゃんとした形にするバイタリティは見習うべきものがあります。
ただし、個人的に気になる点も多々あるのが実情。

残念な点

  • ブラウザ(UI)がWebkitベース。当初はFirefoxベースと謳っていた。Firefox(XUL)ベースならば、購入後もクライアント側でカスタマイズができる
  • 厚さが1.3インチ≒3.3[cm]。3センチは厚い。動画を見た限りでは、実際手に取る分には持ちやすそうだが、鞄に入れて持ち運ぶにはスペースを取り過ぎる
  • タッチパネルIF。動画を見て推測するには、マルチタッチではない模様。マルチタッチでないと文字入力は(更に)辛くないかな。
    恐らく、マルチタッチに対応していないから持ち手が画面に触れないようにフレームも幅広になっているのでは?
    今後のアップデートに期待


素晴らしいプロダクトではあるが、現段階でのデヴァイスの印象としては本当にネット閲覧だけ、という感じ。例えば、ブログ記事(長文)を書くことすら想定していなさそう。

外出先でちょっとしたメモを取る……とは使えなさそう。 文章を入力するよりも手書きメモを取る使い方ができれば良いなぁ。

全体の印象としては、少し中途半端なできになってしまっていることに残念である。
# まあ、200,300ドルで購入できるなら即買いしますが……!
ユーザ層や使用場面などは、どういう風に設定しているのだろうか。
室内で使う? 外出先で使う? ギークな青年が使う? ガジェット好きなスーツ? ネット初心者の年配の方?

何処に重点を置くかということが問題であって、必ずしも安価に固執する必要はないと思う。
# 安価であれば、それはそれで購買意欲にも繋がるが……
# 安価なのは十分条件であって、必要条件ではないでしょ。
まあ、これまで作るのに資金も余り掛かっていないと言っているので、試作もそんなに回数を重ねていないのでしょう。
これから本格的な練り直しとよりベターなプロダクトへの挑戦を試みて欲しい。

蛇足駄文

あと、ニーズとはあるものではなくて作るものではないのかな。
Apple の iPod 然り、iPhone 然り。
少なくとも CrunchPad はニーズを作ることができた(ブログ上のコメントなどで明白でしょ)。 あとは提案するニーズに沿う物を作り出せるかどうかだと思う。
その自信がないなら、まず会社化は無理でしょう。

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